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「おい、忍足。俺様のモノになれ」 「……は?」 「は?じゃねぇ」 「…モノって何や。はっきり言えや(焦)」 「はぁ…俺様は御前が好きだって言ってんだよ」 トンッ、と俺様は壁に忍足を押し付け、顔をギリギリまで近付ける。 「ああああああとべ?!?!?!(思わず真っ赤)」 「忍足…」 「ちょ、ちょぉ待ち!顔、近!!」 「あァ?顔背けんなよ」 「た、頼むから…これから部活やん!」 「監督に遅れるからと伝えておいた。だから心配すんな」 「そないなことせんでえぇ!!」 「うるせぇなぁ…忍足、御前の返事が聞きたい」 「…なっ…」 「早くしねぇと無理矢理キスするぜ?」 「な!!?」 「バッカ。冗談だ」 「……アホ……!」 「……んな目されるとそそられるだけだぜ?」 「いまのあとべいやや」 「…忍足」 「……」 「……やっぱ今、無理に答えなくていいから」 「…ん」 本当は今すぐにでも答え聞きたいんだが… 忍足にも考える時間が必要だろ…我慢だ。 それに、押してもダメなら引いてみろってんだ。 その後、何事もなかったかのように練習して、あっという間に部活が終わった。 夜のはずなのにまだ外は微妙に明るくて、空を見上げるとオレンジと薄紫が混ざっていた。 俺は着替えて帰路につく。出来るだけ忍足の顔は見ないで… 「跡部っ!!」 「……」 「無視すんなや!」 ぐいっと引っ張られ「何だよ」と口を開こうとした瞬間、 「俺も、跡部が好きや」 …耳を疑った。が、すぐに俺は忍足を抱き締めた。 「跡部、跡部っ」 「んだよ…」 「また、顔近っ!」 「あん?文句あんのかよ?」 「(この俺様男め…!)文句ありありや」 「俺様のこと好きなんだろ?ならいいじゃねェか」 「(う…確かにそやけど…)デリカシーっちゅうもんあらへんの?」 「ねェ」 「即答かい!」 「うるせ…」 「ちょぉ待っ……ン…!」 顎を掴み、無理矢理唇を合わせると、忍足はもがいた。 俺の服を強く掴んで、目をぎゅっと瞑ってる姿は……可愛い… いつものクールな忍足は何処へやら。顔真っ赤にしてやがる。 「〜〜っ……ふは…っ…」 「…クク…いい顔だな…」 「っ…るさいわ…初ちゅーやったんに…」 「そうなのか?それはイイことをした」 「……(何で俺こんな奴…)」 「忍足」 「…何や…」 「好きだ」 「(っ…見つめられると抵抗出来ん…)……俺も…」 「…これから家に来い」 「……ん」 どうせ明日は休みだから、忍足をじっくり味わうことにしよう。 きっと、俺様が食ってきたものの中で一番美味いんだろうな… などと考えながら、忍足と一緒に帰路についた………。 End....??? 跡忍。恥ずかしい。跡部が攻めだと裏に行く。次回は裏で(笑) |
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