I will give you all my heart....
And let's love you altogether.....










「……おい長太郎」
「…はい？」
「…馬鹿」
「Σ何でですか？！」
「………馬鹿」


先月、俺は長太郎の誕生日（と、バレンタイン…）にチョコとクロスをやった。
そんな女みてぇなことしたくなかったが、長太郎が喜ぶぞって忍足が…！
クソッ！確かに長太郎は喜んで、俺まで貰われたけど！////

んで、今の状態。
ホワイトデーだからって俺は長太郎の家に呼ばれて、
さっきお返しって言われて赤い帽子とお揃いのクロス貰った。
…そして、後ろから抱き締められて、耳元で

『I will give you all my heart....
And let's love you altogether.....』

なんていうから…その…なァ？////


「宍戸さん、喜んでくれなかったんですか？」
「…いや、違ぇけど…////」
「…えへ」
「…んだよ…？」
「宍戸さんが可愛いなーってｖ」


ドゴッ！！


「いってぇ！！何するんですかー…もー…！」
「御前が可愛いなんか言うからだ。アホ」
「本当のことなんですもん！」


むすーっとした顔で殴られたとこを撫でている。
男が可愛いなんていわれて喜ぶかよ？！
んなこと言われて喜ぶ奴はカマだな。きっと。


「るせぇよ。また殴られたいか？」
「遠慮しときますー」
「……」
「……」


あーあー…ったく。むすっとしてんじゃねぇよ。
これだから年下はめんどくせぇ…
……あれ？俺が悪いのか？
いや、そもそも長太郎が可愛いなんていうからで…


「宍戸さん」
「あァ？」
「…I want a previous answer」
「さっきの答え？」
「そうです」
「……The same feeling」
「え、本当ですか？！」
「…嘘言ってどうすんだよ…」
「だ、だって…」



I will give you all my heart....
（私はあなたに心のすべてを与えましょう。）
And let's love you altogether.....
（そして、あなたをすべて愛しましょう。）


The same feeling
（同じ気持ち）



「俺が同じ気持ちになってちゃ悪いか？////」
「悪くないです悪いわけないです嬉しいですー！！」
「痛ぇッ！んなに強く締めんな！！」
「すみません、でも、俺、嬉しくて！宍戸さんの口からそんなこと聞けるなんて思ってませんでした！もうもう、大好きですー！！！」
「わぁったから叫ぶなっつうの！////」
「えへへ〜…大好きです…」
「……////」
































長太郎が英語で話したわけが、数日後にわかった。
忍足から聞いた話だが、




『鳳〜。宍戸にはもう愛してます言うたのかぁ〜？』（にやにや）
『あ、ああ愛してる…？！いきなりなんですか忍足先輩！！////』
『何や。まだ言うてへんの〜？』（笑）
『い、言えるわけないじゃないですか！』
『理由は？』
『…俺達まだ中坊ですよ？あ、いし、てる…なんて早すぎですよ』
『早いんかなぁ？』
『早いですよ！そんな大層なことはまだ言えません！荷が重すぎます…』
『さよか』
『…でも、本当は言いたいです。俺、好きだけじゃ足りなくて』
『ほなら言えばえぇやんか』
『それはまだ、です。もう少し大人になってからって決めてあるんです』
『…英語で伝えるのはどうや？それやったらえぇと思うんやけど』
『その手がありましたね！宍戸さん喜んでくれるでしょうかｖ』
『喜んでくれるんやないか？宍戸あぁ見えても鳳にゾッコンやしｖ』
『そうですねーｖ』
『……（確信犯なんか…？）』




こんなやりとりがあったみてぇだ。
チッ。忍足の野郎…余計なこと吹き込みやがって…
…まぁ…それはそれでいいか…
長太郎の言葉嬉しかったからな。













I will give you all my heart....
And let's love you altogether.....

The same feeling....





















I was fascinated with you.



























俺は御前に魅せられてばっかだ…
激ダサだぜ////
…悔しいけど、好きだ…長太郎…


























えんど。
















鳳宍。ホワイトデー。英語合ってるかなぁ…（ぇ）