何が好き、どれが好き、誰が好き? たまに嫉妬で狂いそうになる。 俺以外の奴となんか話してほしくないのに。 御前はいつも誰かと居て。 今日もそうだ。 「切原くーん、今日ゲーセンでも寄ってかなぃ?」 「おっ、いいねぇ。今日はなぁんも予定無いしー」 「やったーv切原君とデートv」 遊びでも、胸が痛む。何でこんなのを見なくちゃいけないんだ。 そもそもアイツが此処らで遊ぶからいけない。 氷帝に近付くな。女となんか来るな。 「日吉?どしたの?」 「…ぁ…何でもない」 「そう?…あ、切原じゃんあれ」 「…そうだな。だから何だ。早く行くぞ。さっさとしろ」 「え??あ、ひよ、速っ!!」 「トロイ。早くしろ馬鹿トリ」 「ばっ…?!馬鹿って言ったな!キノコのくせにっ」 「一度地獄見せてやろうか?」 「Σ!!」 「…フン…」 鳳の相手は何でこんなに疲れるんだ…アイツの相手も疲れるが。 今日はもう早く帰って稽古だな… そうしているうちに日は流れ。 「日吉、今日はありがと」 「別に」 「そっけないなぁ…」 「…いつものことだろ」 「それもそうか」 「じゃあな」 「ん。…日吉、たまには素直にね」 「は?!」 「じゃっ!俺は愛しの宍戸さん宅に行ってくる!」 「ちょ…!鳳!!(速っ!)」 一体何だよ…! 「わぁかしっ」 「Σうわ!」 「色気ないねぇ…」 「……切原…」 一番会いたくない奴。 「これから時間ある?」 「何で」 「おーとり君と一緒に居たでしょー?」 「買い物に付き合っただけだ」 「あーんなに楽しそうにー」 「別に。そういう御前こそ」 「俺?…あー、あの子。あの子とは遊びだからv」 「……」 「俺の本命若だけだし」 「……!」 「あーらら?顔赤いッスよー?」 「うるさ…!」 「なぁ、若の本命は?」 「っ……!」 わかってるくせに。 「俺かなり嫉妬したんだぜ?」 そんなこと、 「ね、若の本命はー?」 本当に疲れる。 「俺も、…御前だけ…」 「っ……それ反則…(そんな微笑しながら…!)」 「…?」 「…わかってないならいいわ。とりあえず俺んち行く?」 「何でそうなる」 「いいじゃんいいじゃんv暫く会ってなかったしー」 何が、どれが、誰が。 全部、俺で埋め尽くせればいい。 なんて、ガラにもないことを思う。 全部、御前の所為だ。 終わり。 何だか別人。久々だから? テニプリから離れてたから? 鳳と宍戸ばっかだったから?(大爆笑) |
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