きっといつか
あの場所に立って
支配者になってやるさ。






上。















『ハッ、俺様に勝とうなんざ十年早ぇんだよ。』
『…。』




どうして、まだ勝てないんだ。
あの人が強すぎる?…違う、俺が、弱いんだ…




『あん?落ち込んでんのかよ?』
『…違いますよ。』




−−嘘。




『嘘だな。』
『…。』




…、何故、こうも簡単に見抜いてしまう?




『上手く隠してるつもりだろうが、俺様にはわかる。』
『…。』
『…日吉。』
『…はい。』
『安心しろ。』




何をですか…貴方にはこの気持ちわからないでしょう…
俺の気持ちなんか…




『御前は強い。』




何を、言っているんですか貴方は。




『だが精神面ではまだまだ弱い。だからいつも俺様に負けるんだ。』
『…精神的に強くなれと?』
『そうだ。』
『…わかりました…。』
『…。そんなんで下剋上だと?笑わせるな。』
『…必ず強くなりますよ。貴方にだって勝ってやる。』
『その調子だ。…頑張れよ。』
『−−−−はい。ありがとうございます…、跡部部長。』
『…練習にならいくらでも付き合ってやるぜ。時間があったらな。』
『よろしくお願いします。』





きっといつか必ず貴方を倒してみせますよ。
絶対に、貴方を超えてみせます…







終。







日吉視点。…なんだか微妙に日吉が跡部LOVE?(笑)





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