「死ね切原…」
「え??ちょいタンマ!!!!」




言い訳無用!
あんなに御前だけとか言ったクセして浮気するなんて、許せねェ!!!








遡ること、約一日。
姫君こと、日吉が買い物の為、街中を歩いてました。
人込みが多く、大変機嫌が悪いご様子。




(何でこんなに多いんだよ…!)




イライラしながら歩いてくと、道路の反対側に彼の王子(自称)こと切原赤也が楽しそうに歩いているのを
発見しちゃったワケですよ。




(あ、切原…何でこんな街中で楽しそうにしてられんだよ…。)




彼の姿を目で追う日吉(本人自覚無し)。
るんるん♪とにこやかに歩いてく切原(視線にまったく気付かない)。
















と。
















「あっかやくーん!!」
















(………は…?)
















呆然とする日吉の目の前で、切原が呼ばれたほうに走っていきます。
楽しそうに。嬉しそうに。犬が尻尾振ってるみたいに!








「すいません、遅れちゃって」
「いーっていーってvそれよりさ、早くどっか行こうよv」
「はいッス!」




日吉、思考停止。




(え……ちょっと待て……何で切原が…山吹の千石さんと……?いや、それより…赤也君って……?)




切原に声をかけたのは千石だった。(しかも名前)




「赤也君は何処行きたい?」
「俺ッスか?俺はゲーセンで遊びたいなぁ…なんて」
「んじゃ、ゲーセンで決まりだね。レッツーゴー!」




(……切原の野郎……!!!)




道路の反対側なのに何故聞こえる、なんて突っ込みは置いといて、
どうやら切原と千石はゲーセンに行くらしい。
日吉は溢れ出す感情を抑え、尾行することに決定。
浮気現場を携帯のカメラで撮る気みたい。



距離は少し離して、バレないように、気配を消して……(そんなこと出来るんですか…?)




なんとかバレずにゲーセンに辿り着きました。
切原は千石を連れて遊び回りました。まるで恋人のよう…v(Br) 二人を見ているうちに、なんとも言えない想いが溢れてきた日吉は、
その場を離れ、自宅へと急ぎました。




自宅へついた日吉は布団に横になり、先程見た光景を忘れようと必死になって…
気が付くと目尻が熱くなり、涙が溢れていました。




「っち…くしょ……ッ…!」
























翌日、ふと目を覚ました日吉。
けだるそうに起き上がって、また布団に倒れた。




(目…痛…)




「お、やっと起きた」
「………!!!?」
「オハヨ、若クンv」
「なっなんで…」
「鍵開いてたから」
「…だからって入ってくんなよ…」




ふい、と顔を背けた日吉に不信感を抱いた切原はガバッと抱きつく。




「どしちゃったの?目腫れてるし」
「…んでもない…」
「何でもなくないでしょー?」
「…………」
「わーかーしー」
「……てめェは…」
「え?」
「…俺よりも…千石さんのがいいのかよ…この浮気者!!」
「うわっ?!いきなり立つなって!」
「死ね切原…」
「え??ちょいタンマ!!」
「言い訳無用!」
「わ、若…それって…妬いてくれてんの?」
「……」




黒いオーラがふっと消えた。
どうやら図星らしい。




「ふーん…図星?へへっ」
「……ばかやろ…っ…」
「……若?」
「っ…御前…が、あんなに…笑って…ると…こ、見たこと…無…っ」
「Σちょ、泣くなって!」
「だっ、て…俺よ…りも、あの人…が…い、いのかって…」
「……ゴメン。あれ、俺の作戦」
「…は…?」
「へへっ。見事にハマってくれた。しかも泣き顔見れたし…」
「……」
「千石さんのラッキーのお陰かね♪」
「…どういうことだよ…」
「御前が買い物に行く日を予め調べといて、上手く誘導したんだぜ」
「……」
「名付けて、『若クンに嫉妬させちゃおう大作戦』なんてv」
「……本当に死ね……」
「若クンに殺されるなら本望かもv」
「ふざけんなよ…」
「俺ってば幸せーv」




むぎゅぅvと日吉を抱き締め、すりすりと頬擦りをする切原を日吉は呆れ顔で眺める。
怒る気も失せたらしい。(疲れたんだよ!・日吉)




「っつーワケでぇ、俺と千石さんの関係は友達でっす」
「…嫌いだ…」
「あっれー?妬いてくれてたのは何処の誰だぁ?」
「うるせぇ…ばか…」












………もういい、無理矢理終わっとけ!!By日吉








えー!もっと可愛い若クンが見たいー!!By切原












そんなこんなで、彼らは仲良くやっています。
どうぞ、暖かく見守ってやって下さいv








何だよこの話!!By日吉&切原




















終わり☆









いやん。何この話ー。意味不明(にこっ)
一応キリヒヨ。私的には千石さんをもっと出したかった…!
BACKで戻って下さい。
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